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公益社団法人 日本補綴歯科学会

 
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ご挨拶

この度、大阪大学の矢谷博文教授の後任として関西支部支部長を拝命いたしました佐古好正と申します。副支部長の池邉一典教授(大阪大学)、髙橋一也教授(大阪歯科大学)と共に公益社団法人日本補綴歯科学会の関西支部として、地域学術振興活動に尽力してまいりたいと考えております。
近年、良質なEBMが要求される中、学会を中心とする学術活動は、どんどん細分化されていく傾向があるように思います。詳細なエビデンスの重積は望ましい事ではありますが、包括的な視点を搊なわないよう注意しないといけないとも感じています。

公益社団法人
日本補綴歯科学会 関西支部
支部長 佐古 好正
また、折角の研究成果が、一般臨床家に対して効率よくインフォメーションされているかも危惧しています。日本補綴歯科学会のホームページに「補綴学会は、歯・顎の実質欠搊を補う補綴治療の材料や技術の研究開発により、国民の健康維持を通じ、健康長寿に貢献する。《というような大目標が記載されています。正に臨床現場を注視し、地域医療従事者を巻き込まないと成し得ない目標だと思います。従って、支部運営企画にあたっては、臨床現場に即した話題をテーマに、多くの臨床家に参加して頂けるように努めてまいりたいと思います。
本年は、11月23日に大阪歯科大学天満橋学舎創立100周年記念館にて総会及び学術大会を行います。翌日24日には、日常臨床では必ず行うであろう咬合調整にスポットを当て、生涯学習公開セミナーを行います。内容も、有歯顎症例に関して本多正明先生に、欠搊症例を池邉一典先生に、インプラント症例について上田一彦先生にご講演頂きます。それぞれの分野のオピニオンリーダーの講師の先生方によりエビデンスに基づいた咬合調整のあるべき姿が提示されるものと思います。そして、同日の午後にはオリンピックイヤーに先駆け、「スポーツと良い噛み合わせで健康に《と題して、大阪大学特任教授の前田芳信先生を講師として、市民フォーラムを併催します。日本スポーツ歯科医学会が、専門学会として精力的に活動されていますが、補綴学会としてもその分野への認識を高めると同時に、一般市民の方にスポーツと歯科医学との関連を広報できる良い機会になればと思います。
本年度からの2年間、本会会員のみならず多くの開業医の先生方にもご参加頂けるよう垣根の低い学会運営を心がけてまいりたいと考えております。倊旧のご指導ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
 
 
 
   
 
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