これに加え、本年度から専門医研修会も支部学会と同日に開催することになり、支部会員の皆さんにとっても充実した支部学術会になります。また、数年ごとに九州支部または近畿支部との合同で支部学術体会を開催しており、支部間の情報交換だけでなく、人と人との交流が大きく広がっています。

今、歯科医療のあり方が大きく変わりつつあります。CAD/CAMや3Dプリンタ、バーチャル咬合器、デジタル印象などICTの新技術が歯科領域に導入される一方で、地域包括ケアシステムの中では、口腔機能管理の重要性が認知され、国民の補綴歯科医療への期待が大きくなっています。それに応えるためには、従来の補綴歯科技術を再確認し、これを確実に習得することが大事であると感じています。まさに「温故知新」ではないでしょうか。

任期2年間の短い期間ですが、今まで以上に中国・四国地区の先生方との繋がりを大事にした支部活動を行うことにより、補綴歯科医療の発展に寄与して参ります。皆様方のご支援、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。