専門医申請 Q&Aよくある質問
01専門医制度全般について
01-01
認定期限と更新予定日はどこで確認すればいいのでしょうか?
認定証に登録番号・初回登録日・認定期限が記載されています。また会員ページに更新予定年月日が記載されています。
01-02
新制度での専門医を更新した場合、次回の更新予定日はいつになるのでしょうか?
新制度の登録日が更新日になり、そこから5年後が認定期限になると思われます。
01-03
特定の理由(妊娠・出産・育児、病気療養など)で専門医の活動・研修期間を休止できますか?
専門医の活動または研修が困難な場合には、事前に開始日と終了期日を記載した活動休止申請書(様式 18-3)とその事情を証明する書類を添えて提出してください。初回の申請で2年の休止を認められます。その後1年ごとの休止を申請することができます。
規則57-13条
02申請資格・研修歴
02-01
専門医の申請資格について教えてください。
①日本国歯科医師の免許を有すること。②継続して5年以上の本会会員歴を有すること。③認定研修機関において5年以上診療および研究に従事すること。④認定医・専門医試験に合格すること、になります。
02-02
休職していた期間は研修歴に加算できますか?
休職していた期間は研修歴には加算できません。事情により休職する場合は規則57ー13条に従い届けを提出してください。
02-03
研修機関を跨ぐ研修の場合、研修歴は認められるのでしょうか?
現在検討している「補綴歯科専門医研修評価記録(仮称)」の記録があり、指導医自筆のサインがあれば研修歴は認められます。
02-04
自分が研修した当時と、現在は研修機関名が変わっています。新旧どちらの施設名を書けばよいですか?
現在登録されている機関名を書いてください。
02-05
自分が過去に研修した施設が、現在は研修機関ではないのですが、研修歴は認めらるのでしょうか?
研修時に本会の研修機関として認定されていた場合は、その期間は研修期間に含められます。
02-06
現在は研修機関として認定がされていますが、自分が勤務していた時は、認定されていませんでした。研修歴として認められますか?
研修歴として認められるのは、研修機関として認定されている期間だけです。研修機関の認定を受ける前の研修は研修歴に含められません。その間の経験症例も提出はできません。
02-07
学会入会前に研修機関の指導医の元で認定医を取得しました。その期間は研修歴に含むことができるのでしょうか?
入会前の研修期間も研修歴として認められます。ただし、専門医の申請時に連続して5年間の会員歴が必要です。
03移行期間
03-01
新制度への移行期間はいつまでですか?
令和4年4月1日から令和 11年3月 31 日までになります。
規程57-2-(1)
03-03
旧制度の専門医を申請したいのですが、可能でしょうか?
旧制度の補綴歯科専門医の新規申請期限は令和5年3月 31 日まで可能です。それ以降は新制度での申請のみになります。
規程57-2-1-(8), 附則7
03-04
猶予期間とはなんですか?
移行期間に限り、新制度専門医の新規申請は5年の研修歴に加えて1年の猶予期間を設けています。また旧制度から新制度の専門医の更新についても1年間の猶予期間を設けています。
03-05
猶予期間の開始日はいつでしょうか?
各自の更新予定日が開始日でそこから1年間が猶予期間になります。
03-06
移行期間中に新制度で申請をしたいのですが、猶予期間を待たずに5年の研修期間が終了した時点で申請できるのでしょうか?
5年の研修歴に加えて1年の猶予期間終了をもって申請してください。
03-07
専門医で新制度で更新したいのですが、猶予期間を待たずに、1年前から申請できるのでしょうか?
旧制度専門医の認定失効期日の1年前から猶予期間が終了する6か月前までにに申請をしてください。
規程57-2-1-(2)
03-08
旧制度専門医の認定失効期日の1年前に申請した場合、新制度専門医の登録はいつになるのでしょうか?
猶予期間が終了したのちの審査になります。登録は猶予期間後になります。
03-09
新制度が運用した時点で3年の研修歴があります。研修歴は有効でしょうか?
はい、有効です。
03-10
指導医に猶予期間はあるのでしょうか?
指導医は猶予期間はありません
03-11
代表指導医です。更新の申請はいつ行えば良いのでしょうか?
代表指導医は定める申請要件を満たした時点で随時申請を行なってください。要件は「新専門医制度規則の移行措置に関する申し合わせ」1.-(6)をご確認ください。
規程57-2-1-(6)
03-12
代表指導医以外の指導医です。更新の申請はいつ行えば良いのでしょうか?
代表指導医以外の補綴歯科指導医は認定失効期日の1年前から6か月前までに申請を行なってください。更新の要件は代表指導医と同じです。
規程57-2-1-(6)
03-13
移行期間内で旧制度の専門医の更新は可能ですか?
新制度に移行しない旧制度専門医は、移行措置期間内では1回に限り旧制度の更新申請を行うことができます。ただし、旧制度の専門医は専門医以外の名称へ変更する可能性があります。
04認定研修施設
04-03
認定機関(甲)と(乙)の違いを教えてください
認定機関(甲)は大学の歯科補綴学に関連する講座または分野、およびの補綴歯科治療に関連する講座または診療科になります。乙はそれ以外の施設になります。(乙)は認定研修機関(甲)と連携して研修を行います。
規程56-第5条
05専門医研修プログラム
05-01
「上級医は研修医を指導する歯科医師(専門医、指導医を想定)」とあるが、具体的な定義を教えてください。
上級医とは、専門医、指導医をはじめ、研修医を指導する能力を有すると代表指導医が判断した歯科医師すべてを含みます。例えば、補綴学という広領域のうち特定の領域に秀でているものの、他の領域の症例経験が少なくまだ専門医資格を保有していない先生が、その秀でた点において研修医を指導するといったケースが考えられます。
05-02
指導医署名は自筆でしょうか?
必ず自筆でフルネームの記載をお願いいたします。ゴム印は不可です。
研修手帳, 8, 10-13
06経験症例
06-01
基本的な症例(様式8-1)に記載した症例を難症例(様式8-2)として記載することは可能なのでしょうか?
原則として基本的な症例(様式8-1)に記載したものは難症例(様式8-2)に記載することはしないでください。
06-02
「治療を終了した基本的な症例」と「治療を終了した難症例」はそれぞれ必要になるのでしょうか?
それぞれ必要になります。どちらか一方で単位を満たすことはできません。
06-03
基本的な症例は単冠処置も含みますか?
はい、含みます。基本的な症例は装置数でカウントしてください。
06-04
欠損補綴にインプラント治療したものは症例として認められますか。
認められます。
06-05
症例分類の概要の記載方法について教えてください。
症例の主題は症例報告時のタイトルとお考え下さい。(例 すれ違い咬合による咬合崩壊にインプラント併用補綴装置を用いて改善した一例・・・など)。詳細は代表指導医または指導医に確認してください。
06-06
症例の主題、症型分類の概要の書き方が、分かりません。
症型分類の概要の書き方は、症型分類のAXIS1のみで結構です。
症型分類入力 マニュアルver1.2
日本補綴歯科学会 補綴歯科治療の難易度を測定するプロトコル(JPS Version 3.1)
06-07
装置装着が5年以内のものであれば、処置開始日はそれ以前でも良いのでしょうか?
「基本的な症例(様式8-1)」は可能です。「難症例(様式8-2)」は可能であれば開始・終了5年以内の方が確実です。
06-08
義歯の製作方法の欄で印象法は全てシリコンゴム印象材とアルタードキャストと記載されています。寒天+アルジネートの連合印象は認められないのですか?
印象材の種類で、経験症例の認定を妨げることはありません。
06-11
歯ぎしり用口腔内装置で筋電図検査による診断治療が行われなかった場合は難症例と認められないのでしょうか?
筋電図検査による診断治療の有無は問いませんが、症例内容ごとの個別対応となります。
07学術活動
07-01
準備中
08共通研修
08-01
「歯科専門医共通研修」とは、毎年開催されている専門医研修会のことですか?
当学会主催の専門医研修会とは異なります。「歯科専門医共通研修」は日本歯科専門医機構が主催する研修会です。本会の学術研修とは別に必要な申請または更新要件となります。
規程57-第2条
08-02
「歯科専門医共通研修」の受講は必須でしょうか?
はい、新制度専門医の新規申請および更新申請において歯科専門医共通研修の履修(受講)が義務づけられています。
08-03
「歯科専門医共通研修」の開催日程はどこで確認すればいいのでしょうか?
日本歯科専門医機構のホームページに機構が認定する歯科専門医共通研修一覧がありますのでそちらでご確認ください。
08-04
新規申請および更新申請に必要な単位数を教えてください。
1講習1時間を1単位で、申請までの5年間で10単位以上を取得してください。なお、1年間で2単位ずつ取得するのが望ましいとされています。但し、旧制度の研修履歴をお持ちの方は2022.4.1を起点に申請までの年数(猶予期間含む)×2単位を取得してください。
08-05
「歯科専門医共通研修」の共通研修区分とはなんでしょうか?
①医療倫理、②患者・医療者関係の構築、③医療安全、④院内感染対策、⑤医療関連法規・医療経済、になります。5年間の間に各々1単位以上の取得が必要です。詳細は日本歯科専門医機構の歯科専門医「共通研修」要項をご覧ください。
08-06
「歯科専門医共通研修」の受講証明はどこでもらうのでしょうか?
研修を主催した団体で受講後の試験(e-testing )に合格すると修了証が発行されます。修了証は各自で保管し、申請または更新時に提出してください。
08-07
次の更新が1年後です「歯科専門医共通研修」は10単位必要でしょうか?
ご自身の認定期限に応じて、何年度分の共通研修を受講し,いつ修了証を本会事務局へ提出するかの時期が異なります。指導医の方は別表1で、専門医の方は別表2で、各自に必要な受講数(単位数)を確認してください。
08-08
2つ以上の専門医を申請または更新する予定です。各申請に必要な研修単位として使用できますか?
差し支えありません。
09新制度専門医の申請
09-01
現在、研修施設に所属していませんが、新制度の申請はできますか?
過去に研修施設に所属して、研修歴が5年以上あれば申請できます。
09-02
現在、補綴歯科学会に所属していませんが、申請することはできますか?
できません。申請時に継続して5年以上の本会会員歴があることが条件です。
09-03
事情により専門医更新期間を休止しています。新制度の申請はいつしたら良いでしょうか?
休止期間中の診療実績、研修等の受講は更新の単位として認められません。新制度の申請は、休止期間を除く前後5年で更新基準を満たした上で、申請してください。
09-04
前年度の様式で書類を作成し指導医の押印をいただきました。そのまま使うことはできますか?
出願書類は毎年変わる可能性があるので、申請年の出願書類を使用してください。
09-05
様式7および8の指導医署名は自筆でしょうか?
必ず自筆でフルネームの記載をお願いいたします。ゴム印は不可です。
09-06
様式7および8の指導医の押印は電子印鑑で可能でしょうか?
電子印鑑は不可です。
10新制度専門医の更新
10-02
事情により専門医更新期間を休止しています。新制度の更新申請はいつしたら良いでしょうか?
休止期間中の診療実績、研修等の受講は更新の単位として認められません。新制度の更新申請は、休止期間を除く前後5年で更新基準を満たした上で、申請してください。
10-03
開業医のため論文や学会発表は困難なため、症例の提示だけで単位取得は可能でしょうか?
「学術集会又は刊行物における歯科補綴学に関する報告(3単位以上)」がない場合、「歯科補綴学に関する領域の疾患の診断及び治療」を3単位以上(様式8-1,8-2)で代用が可能です。
10-04
更新に際し認定研修機関への所属は必須でしょうか?
必要ありません。
11指導医
11-01
代表指導医です。旧制度で更新した場合代表指導医としては認められないでしょうか?
旧制度で更新した場合は、指導医で新制度専門医へ移行した方に交代するか、該当者がいない場合は猶予申請をお願いします。
11-02
終身指導医の申請条件に変更はありますか?
ありません。ただし、終身指導医は新制度の専門医として認定されません。
11-03
現在専門医ですが、今後指導医を取得した場合の更新要件はどうなるのでしょうか?
指導医を取得した場合、更新要件は次回の専門医更新時に指導医の要件が適用されます。
11-04
代表指導医です。指導症例も自分の症例数に加算は可能でしょうか?
可能です
12専門医試験
12-01
機構認定試験とはどの様な試験になるのでしょうか。
筆記論述をオンラインで行います。
12-02
機構認定試験の出題範囲は公開されますか?
出題範囲は、①日本歯科専門医機構が求める専門医について ➁歯科補綴専門医としての知識・経験・資質・モラルなどについて。
12-03
機構認定試験は更新のたびに受けるのでしょうか?
更新時は行いません。
12-04
機構認定試験は年何回の予定でしょうか。また受験回数に制限はあるのでしょうか?
年2回を予定しています。受験回数に制限はありません。
12-05
認定医で認定医・専門医試験を合格しています。新制度の申請をする場合、また新たな試験を受け直さなくてはいけないのでしょうか?
認定医・専門医試験に一度合格すれば、専門医資格登録まで有効です。ただし、専門医の申請後に別途、最終の試験として機構認定試験を受けていただきます。
規程54-第8条
12-06
機構認定試験が新しくできたと聞いています。今までの認定医・専門医試験は受験しなくていいのでしょうか。
受験してください。認定医・専門医試験は受験して合格していないと新制度の専門医を申請できません。